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日本のFCは、分類にもよりますが、187業種(小売66業種、サービス74業種、外食47業種)に広がっています。
その市場規模は、2008年度で1,231チェーン・23万店・20兆8000億円に達しています。
これほどまでに大きく発展した背景には、JFAの果たした役割が大きかったと断言できます。日本のFCは、消費者の視点から見て、もはや社会的インフラといえる存在になったことは確かです。
それだけに、消費者の期待、地域社会の期待を裏切ってはならないともいえます。
これからは、本部だけでなく加盟店そしてJFAの社会的責任が従来以上に大きくなっていくと思います。

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FCシステムでは外部の資本と人材を活用することによって、
急速な店舗展開が可能となります。そのため短期間に大きな
シェアを獲得することができるようになり、強い競争力を持つことが
できました。もうひとつの重要な利点は、経営感覚を持ったオーナーさんが
商売上のさまざまな工夫や知恵を持ち寄って、チェーン全体に
恩恵をもたらしてくれることです。もし100の加盟店があったら、100人のオーナーさんの知恵を
開店した当初から使えるのです。これが新規開業の加盟店の
成功率を高め、FCの発展を加速したのです。
私自身の経験を言わせていただければ、「ハードオフ」を立ち上げた
ばかりで、軌道に乗せることに苦闘していた時期に、ある電器店の
経営者が「FC加盟店として私にもやらせてほしい」と熱心に頼んで
こられました。そこであわててFCシステムのことを勉強し始めたのですが、
同時にJFAに準会員として入会させていただきました。
これが非常によかった。FC企業の諸先輩方からさまざまなアドバイスをいただくことが
できましたし、セミナーなどで勉強する機会にも恵まれました。
また、開示文書の作り方などを教わり、コンプライアンスを徹底
することができました。人脈も広がりました。FCの本道を歩むことができたのは、
JFAやそこに集う会員の皆さまのおかげだと痛感しています。
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本部としてきちんとやっていきたいという志のあるフランチャイザーの皆さんは、JFAにぜひ加盟され、
自らの志をさらに高く輝かせていただければと思っています。FCビジネスは、もはや本部や加盟店の利益だけを考えて済むような時代ではありません。
消費者や社会一般の利益をも考えて行動しなければならない時代になりました。日本のFCが志を高く持ち、
さらに透明でさらに健全なビジネスシステムになっていけば、消費者や社会から支持され、
さらに発展していくことができるのだと信じているからです。
日本フランチャイズチェーン協会は、FCビジネスの健全な発展を目指して、1972年に設立された社団法人。
フランチャイザーを中心とした会員組織により運営され、自ら定めた倫理綱領と開示自主基準により、FCビジネスの健全性を追求している。
FCビジネスの様々な課題(情報の開示、地域社会への貢献、環境対策など)に業界全体で積極的に取り組むべく、
外食、
小売・サービス、コンビニエンスストアの3つの部会と8つの委員会を中心に、相談センターや各種セミナー
など、幅広い活動を展開している。現在、下記の区分で会員を募集している。

- 正会員社にはこのような業態があります。
- 《小売業》
コンビニエンスストア/ベーカリー/和・洋菓子/カー用品/中古カー用品/
中古ゴルフ用品/中古釣具/書店/中古本/リサイクルショップ/ゲームソフト/
駄菓子屋/靴専門店/ - 《フードサービス業》
レストラン/ラーメン/ハンバーグレストラン/カレー専門店/宅配ピザ/
手打ちうどん/クレープ/コーヒー専門店/カフェ/カフェ・バー/持ち帰り寿司/
ベーカリーレストラン/居酒屋/ファミリーレストラン/牛丼/フライドチキン/
ハンバーガー/アイスクリーム/大衆食堂/ステーキレストラン/とんかつ/
持ち帰り弁当/たこ焼き/回転寿司/住宅配食 - 《サービス業》
学習塾/複合カフェ/DVD・CDレンタル/住宅建築/住宅リフォーム/
不動産仲介/美容/貨物運送業/エステティックサロン/
プロポーション・コントロール/ダストコントロール/総合レンタル/
クリーニング/DPE/車検整備/クリーンサービス/衣料品リフォーム/
靴修理・合鍵/運転代行/フィットネス/オフィスクリーニング
