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日本フランチャイズチェーン協会(JFA)が設立(1972年)された後の70年代から80年代前半にかけては、外食FCが日本のFC業界をリードしていました。どのFC企業も手探り状態の中で、JFAに集まり、各社のFCシステムの内容や課題などを情報交換し、切磋琢磨することでいち早くシステムをレベルアップできたからです。
その結果、当時の中小商店・事業者の転業転換に大いに貢献し、また脱サラの受け皿となってソフト化経済の促進
の一翼を担いました。また、レベルアップしたシステムを小売やサービスのFCに技術転化することで、日本のFC業界全体の健全な発展に役立ってきたと自負しています。

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CSRは、コンプライアンスを徹底していればそれで十分だとは考えません。経営哲学と密接な関係があると、私は考えて います。
ですから、加盟希望者と契約を結ぶか否かは、この点をご理解
いただけているかどうかです。もし、本部も儲かることを強調し、加盟者もそこにだけ関心を寄せて加盟するなら、ちょっと業績が悪くなったら不平不満に 直結してしまいます。人間の満足感、生き甲斐は、単に金銭的なものだけではないはずです。
FCの定義はアメリカにもあるのでしょうが、日本は日本なりの定義があり、それを土台にJFAのあるべき姿を議論しても いいと思っています。
一例をあげれば、「事業継承」というテーマがあります。
日本のFCの創生期にたとえば35歳で創業した若き社長さんも、
今では60代、70代。次の世代にどうバトンタッチするかは重要な
課題です。また、加盟店も同様です。別な課題としては、消費者の価値観やライフスタイルが変わったうえに
IT時代になったことで、ノウハウやパッケージが古くなっている可能性が あります。JFAの会員同士では、こうした課題についていつも情報交換し、 システムのバージョンアップを図っています。JFAは「知恵の宝庫」。経営のヒントもしばしば得られます。
ノウハウやパッケージはどんどん進化させていく必要があります。
これには終わりが ありません。事業を成長させる可能性があるのに、
アンテナを張らなかった ばっかりに機会を失うのはもったいないじゃ
ありませんか。
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外食FCはこれまで、単に経済的な側面だけでなく、日本の社会の発展に貢献してきました。いま、日本の社会は少し元気がありません。そこで未加入のフランチャイザーの皆さまに申し上げたいのです。
「どうか、一緒に日本を元気にしませんか」。皆さまがJFAに加盟され、力を結集していただけるなら、きっと素晴らしい日本になると確信しています。
また、社内に生き甲斐があふれ、企業そのものにも素晴らしい結果をもたらすものと思っています。
日本フランチャイズチェーン協会は、FCビジネスの健全な発展を目指して、1972年に設立された社団法人。
フランチャイザーを中心とした会員組織により運営され、自ら定めた倫理綱領と開示自主基準により、FCビジネスの健全性を追求している。
FCビジネスの様々な課題(情報の開示、地域社会への貢献、環境対策など)に業界全体で積極的に取り組むべく、
外食、
小売・サービス、コンビニエンスストアの3つの部会と8つの委員会を中心に、相談センターや各種セミナー
など、幅広い活動を展開している。現在、下記の区分で会員を募集している。

- 正会員社にはこのような業態があります。
- 《小売業》
コンビニエンスストア/ベーカリー/和・洋菓子/カー用品/中古カー用品/
中古ゴルフ用品/中古釣具/書店/中古本/リサイクルショップ/ゲームソフト/
駄菓子屋/靴専門店/ - 《フードサービス業》
レストラン/ラーメン/ハンバーグレストラン/カレー専門店/宅配ピザ/
手打ちうどん/クレープ/コーヒー専門店/カフェ/カフェ・バー/持ち帰り寿司/
ベーカリーレストラン/居酒屋/ファミリーレストラン/牛丼/フライドチキン/
ハンバーガー/アイスクリーム/大衆食堂/ステーキレストラン/とんかつ/
持ち帰り弁当/たこ焼き/回転寿司/住宅配食 - 《サービス業》
学習塾/複合カフェ/DVD・CDレンタル/住宅建築/住宅リフォーム/
不動産仲介/美容/貨物運送業/エステティックサロン/
プロポーション・コントロール/ダストコントロール/総合レンタル/
クリーニング/DPE/車検整備/クリーンサービス/衣料品リフォーム/
靴修理・合鍵/運転代行/フィットネス/オフィスクリーニング
